駒の収集家のお客様で、40年以上前から当店を贔屓にしてくださっているのですが、現在高価な盛上駒だけでも80組は所蔵されております。
駒好きな方なので眺めるだけで満足していらっしゃるそうで、気に入っている駒は使ったことがないとのこと。使用感のない高級駒のオンパレードです。
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御蔵嶋つげ虎斑盛上駒
[良尊作・錦旗]
価格:¥850,000
商品ID:C103
東の掬水、西の熊澤といえば現代を代表する盛上師の双璧だと思うのですが、いかがでしょうか。根強いファンの多い熊澤良尊の平成9年の作品です。
良尊の錦旗書は漆たっぷりの太字仕上ですので店主が特に気に入っている書体。木地も白色の上品な虎斑で、虎斑の中でも最高級の素材。じっくり手間を掛けて丹念に仕上げられた良尊の盛上駒は、優雅で品格もあり、宝石にせまる魅力があります。
御蔵嶋つげ孔雀杢盛上駒
[掬水作・宗歩好]
価格:¥850,000
商品ID:C102
現代の名工、掬水の若い頃の作品です。珍しい御蔵の孔雀杢ですが、サツマ材と比べると目の細かさ、色の濃さが際立っております。書体は双玉仕立てで人気の宗歩好。経年による飴色の輝きもさることながら、やや大振りのつくり。掬水の作品でここまで大振りの駒は見たことがありません。
輝きと色具合、木の古さ、天然木の良さ、どれをとっても素晴らしく、最近ではちょっとお目にかかれない凄みのある盛上駒です。
御蔵嶋つげ根柾盛上駒
[久徳作・王羲之]
価格:¥500,000
商品ID:C101
50年以上前に店主が天童で盛上師を探していた時分、掬水も秀峰もまだお若く、駒作りの第一人者と言ったらまずあげられるのが伊藤久徳(1918~1997)でした。時間をかけた丁寧な仕事と真面目で誠実な人柄に惚れ込み、駒尻の銘について夜通し議論しあったり、当店の木地で随分と作っていただきました。
もやがかかったような上品な白色の嶋つげ材に、流れるような王羲之の書きっぷり。表面にキラキラとした雲のような斑が入っており、ため息のでるような優雅な盛上駒です。
![御蔵嶋つげ虎斑盛上駒 [良尊作・錦旗]](./images/6360.jpg)
![御蔵嶋つげ孔雀杢盛上駒 [掬水作・宗歩好]](./images/6359.jpg)
![御蔵嶋つげ根柾盛上駒 [久徳作・王羲之]](./images/6358.jpg)